音楽についての備忘録・あるいは大いなる野望のためのブループリント

自分がどんな音楽を好きなのかを考えるためのメモ帳。

 

または、どんな音楽が好きかを言語化するための青写真。

 

あるいは、どんなジャンルの音楽聴くの〜? というクソみたいなジャブを、アッパーで打ち返すための記事。

 

青春を過ごした音楽…ではなく、大人になってから明確に「好き」と断言できる音楽を貼っていきます。

 

だいたいは友人知人に教えてもらった音楽。

 

聴く音楽に困った人は、楽しいかもしれない。

 

なお、自分用の記事なので、音楽は追加されていくかもしれない。

 

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久しぶりに曲を作りました。

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芝村裕吏著「セルフ・クラフト・ワールド」に登場するアローバードを題材に曲を作りました。

歌詞に出てくる「君」が毎回誰を指してるのか、移りゆく「空」はどの時点なのか、とか考えながら聴くと楽しいかも…?

 

よかったら聴いて下さい。

『ラ・ラ・ランド』についての所感・夢の始まりと終わり

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 (攻殻機動隊2巻より)

 

 

「自分が最も欲しいものは何かわかっていない奴は、欲しいものを手にいれることが絶対にできない」

 

これは村上龍著「コインロッカーベイビーズ」からの引用である。

 

 最も欲しいものを手に入れること、やりたいことを実現すること。自覚的な願望。その究極系を人は夢と呼ぶ。

 

セバスチャンとミアは夢を持っている。自分の店を持つこと。女優になること。

 

一方で、夢という単語にはもう一つの側面がある。眠りの中で見る、論理の破綻した世界。そこでは空も飛べるし、魔法だって使える。そしてそれは、無意識の願望である(もちろん無意識の恐怖やストレスも現れてしまうが)。

 

ラ・ラ・ランドの世界では、それはミュージカルという形で現れる。

 

そう、ミュージカルとは夢なのだ。

 

この物語は、狭間の物語である。夢と現実の狭間…ではない。夢と夢の狭間、2つの願望に挟まれた物語なのだ。

 

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