ぼくのかんがえたさいきょうの「アニメ・マージナル・オペレーション」前編
1000%妄想です。
マージナル・オペレーションが好きすぎるので、アニメ化するならこんな感じがいいなぁという願望をまとめてみます。
不快になられる可能性もあるので、マージナル・オペレーションが好きな人ほどブラウザバック推奨です。
僕の乏しいアニメ知識を総動員し、かつこれなら有り得なくもないんじゃないか? というギリギリのラインを狙ってます。
※ネタバレも1000%
まずはざっくりと。あとで細かく見ていくので。
※以下、敬称略
監督:塩谷直義
脚本:虚淵玄
キャラクターデザイン:しずまよしのり
シリーズ構成:僕
音楽:菅野よう子
音響監督:僕
OP主題歌:星野康太
ED主題歌:ryo
アニメーション制作:プロダクションIG
制作:クラウドファウンディング
声優:後述します
具体的な構成:
アニメ1話〜4話:原作1巻
アニメ5話〜8話:原作2巻
アニメ9話〜12話:原作3巻
劇場版:原作4.5巻
では、細かく見ていきましょう。
前提として、目指す先は「現代版パトレイバー2」になります。
そうなったときに最初に思い付いた監督が押井守さんだったのですが、あまりに現実感に乏しかったのと、中年の恋愛を強調されるのはちょっと違うなぁと感じたのでやめました。
次に、単純にポリティカルフィクションを描いていらっしゃる監督として思い付いたのが神山健治さんでした。…が、神山健治さんは3Dのほうに夢中なのかなぁという勝手な想像でやめました。
そして最も現実的な案として思い付いたのが塩谷直義さんと中村健治さんでした。僕はお二人とも大ファンなのでどっちに作っていただいても最高なのですが、制作会社を考えたときにタツノコよりIGのほうがマージナル・オペレーションっぽいかなぁというのが決め手でした。
脚本は虚淵玄さんです。僕がサイコパス、ガルガンティア、アルドノア・ゼロから学んだことは、神はディテールに宿るのだということです。
シビュラやドミネーターの説明だったり、チェインバーの見せ方だったり、イナホ君の火星側への勝ち方だったり、世界観(何を楽しむのか)を視聴者に分かってもらう一番の方法は、細部の見せ方なんだなーと、虚淵玄脚本作品を観てると思うわけです。
また、アラタの一人語り(考えてること)を声にしないと考えたとき、マージナル・オペレーションは物凄くハードボイルドな物語となります。全く声にしないことはないにしろ、そういった意味でも、虚淵玄さんのバランス感覚は適任なんじゃないかなぁと思うわけです。
キャラデはそのまま原作準拠です。というか、動かしにくい絵というのが僕には分かりませんごめんなさい。
同様に、シリーズ構成のような緩衝材的なポジションも誰がどうすごいのか僕には分かりませんごめんなさい。のでとりあえず自分にしときました。
音楽:菅野よう子さんのイメージとしては、マクロスやカードキャプターのようなボーカル曲ではなく、また信長の野望やらのオケ曲でもなく、残響のテロルのような、ピアノインスト、シンセに生音といった編成に、少し寂しい感じのするコード進行の曲がいいなぁと思います。テクノもアリかも。
音響監督さんも、シャフトの方ぐらいしか有名な人を知らないので、とりあえず自分に。
OPのイメージは、アーマードコアの作曲家星野康太さんです。
曲のイメージはこんな感じ。
EDは、大正義ryoさんがいいです。僕の好みです。スーパーセルやエゴイストじゃなくてもryoさんであればもう何でもオッケーです。
特殊EDとして、例えばハキムの鎮魂歌としてEPOさんの花とか使えたらそれはもう最高です。
(記事とは関係ないけどこの動画いいですよね)
製作会社は、監督を意識して選びました。
また、各会社の印象として、例えば京アニは夕方5時半からの放送にも耐えられるアニメを目指してる気がするので、シャフトはアーティスティックになりすぎるので…等の理由でやめました。
単純に、進撃の巨人を作れるIGなら間違いないやろ! というのもあります。
あと友人にマージナルアニメするならユーフォーテーブルやろ、と断言されたのですが、もちろんそれでも間違いないと思います。
今調べて知ったのですが、マチ★アソビの運営ってユーフォーテーブルがやってるんですね! そゆ意味では、ユーフォーのほうが俄然現実的ですね!
ぶっちゃげ、どっちに作っていただいてもなんの問題もありません。
一番の問題、資金調達ですが、書いてるうちに長くなってしまった上に本筋ではないので、一番最後におまけで載っけときます。放送局についても同様。
声優について。これは僕の知識が最も乏しい部分ですし、個人個人で抱えるイメージに一番差が出る部分なので、あくまで僕の考えた最強のマージナル・オペレーションということを強調しておきます。
アラタ:諏訪部順一
ジブリール:石川由依
ジニ:藤田咲
イブン:福山潤
ハサン:梶裕貴
ハキム:釘宮理恵
オマル:大塚明夫
ソフィア:戸松遥
ホリー(シャウイー):沢城みゆき
ランソン:阪脩
キシモト:宮野真守
イトウ:早見沙織
シュワ:石塚運昇
梶田:マフィア梶田
李:井上麻里奈
サキ:中原麻衣
ああ…声オタの方たちの怒りの声が聞こえる…!
…まぁこんな記事誰も見ないので大丈夫でしょう。気にしないで続けます。
書いてる途中で気付いたんですが、全体的にあまりアニメっぽくない演技が好ましいですねー。極端に言うと悪の華みたいな声質、それか、それ町のような演技がいいというか。
なので、ほんとにイメージ程度に捉えて下さいm(_ _)m
アラタ:諏訪部順一のイメージは、フェイトのアーチャーを頼りなく情けなくした感じです。アラタは多分、どんくさい演技をするほど映える。
ジブリール:石川由依のイメージは、進撃の巨人のミカサを想像しました。ミカサをもっと幼くした感じでしょうか。(上坂すみれさんもハマりそうだなぁと思うのですが…)
ジニ:藤田咲について、ジニ大好きな僕は悩みました。阿澄佳奈さんもいいし、野中藍さんもいいし、水橋かおりさんも最高です。藤田咲さんになった決め手は、艦これの時津風が可愛すぎるせいです。もっと言うと、時津風+ディスガイアのフロンちゃん+ガルガンティアのメルティに、ほんの少しの絶望先生のカフカちゃん、といったイメージでしょうか。
(風浦可符香ちゃんの良い動画は見つけられず)
ハサン:梶裕貴は、進撃の巨人の幼い頃のエレンから情熱を抜いた感じ。
このお二方にはショタ気味ボイスで頑張っていただきたいです。
ハキム:釘宮理恵のイメージは…逆に難しいですね。ニャル子さんのハス太くんから色気とか可愛らしさを抜いた感じ? というかもっと男っぽく?
ハス太くんはあまり参考にならない気がするので動画は貼らないでおきます。
オマル:大塚明夫は、攻殻機動隊のバトーのイメージです。バトーを少しだけ軽くした感じですかね。
ソフィア:戸松遥は、ソードアート・オンラインのアスナさんをいっそうアホっぽくした感じですね。色っぽさは満点かと思います。
ホリー(シャウイー):沢城みゆきは、なんというかこの方に任せたらどんな役でもしてくれると思ったので。ホリーっぽい声をお願いします、と頼んだらそのままホリーになりそうというか。というわけで動画はなし。
ランソン:阪脩は、攻殻機動隊の荒巻のイメージです。この声で「ファンタジーだ…」のくだりを聞けると思うとそれだけで鳥肌です。
キシモト:宮野真守は、声優を考える上で一番最初に決まりました。マージナル・オペレーションを考える上で、極論すれば唯一の悪役なんですよねキシモトって。行動原理が明快というか。そんな狂気を演じるなら、この方で決まりでしょう。一番の参考は、やっぱり夜神月くんですかね?
(どうでもいいけどこんな動画存在するんか…)
イトウ:早見沙織も、わりとすんなり思いつきました。誠実で知的で優しく、かつ厳しさを持ってる感じ。俺妹のあやせを大人に成長させたイメージです。
(あえての動画チョイス)
シュワ:石塚運昇のイメージは、人類は衰退しましたの祖父を、ちょっと若くした感じです。どハマりする気がします。良い動画は見つけられず。
梶田:マフィア梶田、これはもう説明不要でしょう。
李:井上麻里奈は、はがないの夜空ですねー。もっと低めの声かな?
サキ:中原麻衣、これもサキ好きの僕は悩みました…! 名塚佳織さんや種田梨沙さんでも最高だと思いますが、決め手は人類は衰退しましたのわたしちゃんです。もうほんの少しだけおっとりな雰囲気で。
5巻中国軍指揮官:斎藤千和、まぁセリフ自体ほとんどないのですが、ラストの一番かっこいいシーンで登場するので、ラスボスを起用してみました。動画はなし。
いかがですか?
声優詳しくないわりに頑張ったと思っていただけると有り難いです。
また詳しい方は、この声優さんはどうですか?的なコメントいただけると大変嬉しいです。
記事は順調に長くなっていってますが、ここからが本番です。というかこれを書きたくて僕は筆を取ったのです。
具体的な構成について。
◯1話:就職
原作冒頭〜62Pまで。
Aパートは現状と就職の経緯、訓練キャンプ、コンピューターゲーム、初売春宿。
Bパートはキシモト初登場、配属テスト、英語の勉強、小隊の敬礼。
…という流れなんですが、僕はここで原作ファンにぶっ殺されることを言います。
アバンに、3巻ラストのアラタの演説を入れます。1巻のアバンではなく。
「僕は君たちの父を名乗る男だ。子供使いと言われることも、厳父と言われることもある。実際には君たちの上を飛んでいるイヌワシにしか過ぎない。君たちの肩に止まるイヌワシだ。僕に肩を貸してくれる親切な君たちに、僕は可能な限りのサポートをする。君たちが死んだら僕はそれを覚え続ける。これはそういう約束だ。僕が約束できるのはここまでだ。苦しみは消してやれない。悲しみは数えきれないほどこれから積み上がるだろう。それでも、それでもいつかは、世界を変えよう。少年少女よ。僕の子供たちよ……君たちがこうなってしまった、こんな世界でいいわけがない。この世界は間違っている。我々はこの世界の片隅の密林から、銃を持って世界と戦う。何よりもまず、君たちのために。これより作戦行動に入る。配置につきなさい」
マージナル・オペレーション全編を通して僕が一番好きなシーン。書いてるだけで涙腺が緩みます。
これを、完全に暗転の状態でナレーションのように入れます。視聴者には状況が分からないように。
詳しくは後述しますが、これは最終話12話との対比のためです。ざっくり言うと伏線。
1話は原作アバンのドンパチをカットしてしまったせいで、絵的には地味になります。ので、ディテールで視聴者を惹きつけます。
具体的には、就職の際の、押すと人が死ぬ青いボタンですね。1話の核は、この気軽に押せる青いボタンと、実際の小隊から本気で感謝されるシーン、との対比です。
アラタの見せ方は、青いボタンを気軽に押してしまったというお気楽さと、配属テストの際のオペレートをどれだけ分かりやすく伝えられるかがネックかと思います。
そうすることで、1話のヒキである小隊の敬礼が活きてくるかと。
具体的には、アラタの「そんな馬鹿な」を暗転で言わせて、エンディング突入です。
正直オチが未聴者にも読めてしまうなぁとは思うですが、そこで僕は進撃の巨人1話を思い出しました。あれだけ予定調和でも、見せ方次第であんなにも面白くなるものです。演出の力を僕は信じます。
あとは…沢城みゆき(シャウイー)と宮野真守(キシモト)で、声オタを釣りましょう。
◯2話:訪問
〜156Pまで
Aパートはアラタの配置換えまでの出来事、歓迎会、戦術単位Sへのオペレート
Bパートはソフィアとの対話、オマルジブリールと初対面、警備計画、村への訪問です。
ソフィア、ランソン、オマル、ジブリール登場回です。
2話はキャラクターメインになりますね。いわゆるタメの回です。
…明らかに詰め込み過ぎなんですよねー…分かってるんですが、ヒキを考えるとカットするところが分からなくて…。ソフィアとの対話は削ってもいいかな?(個人的な欲望として、戸松さんの男根主義という言葉が聞きたいだけ)
Aパートで大事なのは、アラタのオペレートを超具体的に見せることです。それでいて絶対に戦場は映さない。パト2の管制室での戦争をイメージしていただければ。また超具体的に見せることで、アラタの有能っぷりを見せる場面でもあります。
ドンパチを見せないことに拘るのは、アラタ目線でアニメを見てほしいのと、3話で急に戦場に放り込まれることへの布石です。
Bパートの大事なシーンは、ジブリールの「まるでイヌワシのようでした」という台詞です。物語のキーワードを、ヒロイン初登場時に言わせるわけですから。その際、ジブリールの顔を見せないことは必須事項でしょう。
時間を割きたいのは村へ行く途中の会話、そして村での族長たちとの会話です。キャラと、キャラの立ち位置、村と子供たちとアラタの会社との関係性を明確にしていきたいです。くどいですが、進撃2話のようにあれだけキャラクターを出しておきながらキャラを立てられる演出ができるIGなら何の問題もありません。
アラタが銃撃されるところでヒキ…なんですが…やっぱ詰め込み過ぎですねー。どこをカットすればいいか分からないので、とりあえずこのまま進めてみます。
◯3話:襲撃
〜197Pまで
Aパートは撤退、ソフィアやジブリールとのやり取り。ランソンとの会話。
Bパートは村の祭り、ジブリール&父とのやり取り、基地襲撃です。
3話は、基本的には視聴者に萌え死んでいただく回になります。
Aパートの撤退戦はみっちり描きます。この瞬間のために今までドンパチシーンを描かなかったわけですからね。誰かほんまに死ぬんちゃうか?と視聴者に思わせられたら勝ちです。難しいですが…。
その後、まずは無邪気なアホ娘のソフィアが涙目、のシーンで萌え死んでいただきます。次に、ジブリールの「耳が、尖っています」で死んでいただく。ギャップと嫉妬、シンプルで最強のコンボです。
そしてランソンとの会話で視聴者にも現状を伝える。
Bパート前半は後半を際立たせるためにとにかく平和に緩くいきましょう。祭りの楽しい雰囲気を上手く描けるといいですね。
そして萌え殺しのジェットストリームアタック、3つ目の攻撃はジブリールの祭り衣装と嫁うんぬんのやり取り。最後はビジュアルと表情で殺します。ここの登場シーンは、電波女のエリオちゃん…は、やり過ぎですが、まぁ印象的に描きたいです。
たっぷり和んでいただいた瞬間、オマルの基地襲来の知らせです。オマルとの会話で現状説明。ここで後に登場するランソンのために、アラタのオペレートは丁寧に描いておきます。ここのソフィも可愛いですし。
あらかた指示を出し終わったところで、ジブリールの父に銃を向けられて、ヒキです。
タイトルの襲撃は、冒頭の襲撃へのミスリードとなります。キャンプが攻撃を受けていることとのダブルミーニングですね。 なので、アラタが銃口を向けられるシーンでサブタイが出てエンディング、とかがかっこいいかな。輪るピングドラム的な演出。
3話は比較的綺麗にまとまりそうかな?
◯4話:戦争
〜1巻ラストまで
アバンで族長たちとの会話
Aパートは、オマル、ジブリール父、ジブリールそれぞれとの会話、オファーと廃村
Bパートは戦争を終わらせる準備と族長&ジブリール父との会話、オマルへの告白、前哨戦と日本への誘い
Cパートはアメリカとの戦争
Dパートは日本
えー、4話は拡大版です。ヒキと尺を考えたとき、5話だと中途半端なんですよね。別に24分に拘らないので、区切りのいいところで終わるようにしました。CパートがEDあけの短いのではなく、Dパートがそれに該当します。
4話の肝はもちろんアメリカとの戦い…なんですが、個人的に一番見せたいのはアラタが廃村を訪れるシーンです。アラタはこの時のことを物語の最後まで引きずる、重要なシーンになっています。
まずはそれぞれのキャラクターとの会話です。族長がアラタに拳銃を向けた動機と、村の敵であるアメリカ人のオマルと、嫁にどうだというジブリール父の意図と、アラタの決断によってジブリールがどう左右されるのか、それぞれの状況を丁寧に描写しましょう。それらを全部ひっくり返すわけですので。
そして雇われないかというオファーと廃村へ。前述しましたが、全編を通して考えるとこのシーンが本当に重要になりますね。自分の指示で人が死んだという端的な事実。自分は地獄に落ちる人間なのだと自覚する一つのきっかけ。アラタの、世界自体でなく、自分に降りかかる絶望。作戦をトレースするかのように廃村を巡るアラタの姿はじっくり描きたいです。墓地の前で泣きながら「僕はなんて事をしたんだろう」でヒキかな。
Bパートは準備から始まります。変な例えですが、映画ホームアローンで泥棒をとっちめる仕掛けをいっぱい作るシーンあるじゃないですか、あんな感じで色々と見せていったら、流れもいいし何に使うか気になるしいいんじゃないかなぁと思います。全部見せたら、意外と時間を割くかもですね。
そして族長との会話で、アラタがこの戦いをどう考えているのか、族長との考え方の違いを明確に見せましょう。
また、この準備〜族長との会話は、廃村に行ってからの時間経過を分かってもらうためにも重要です。次のオマルに打ち明けるシーンまで間があったことを見せるための演出ですね。
オマルとの会話、これは彼らが親友になる決定的シーンですね。アラタが罪を告白し、オマルがそれを許す、契りの瞬間です。是非ノーカットでお送りしましょう。
前哨戦に、ジブリールとの会話、これは子供たちをどうするかのアラタの答えですね。可愛い可愛いジブリールを味わってもらいましょう。ヒキは、まずは仕事をしよう、とかですかね?
さて4話メインのÇパート。ページにすると約13ページなんですが、銃火器のドンパチを丁寧に動画にするとこれぐらいかかるんじゃないかなぁという読みです。というかこれぐらい時間をかけて描いて欲しいという願望か。初めてのまともな戦闘でもありますしね。
このシーンに関しては特に言うことがないです。強いて言うなら戸松さんの演技に期待したいです。
ソフィへの手紙を印象的に描いて、ヒキ、エンディング。
その後ちょろっとだけ日本の空港でのやり取りを見せて、4話終了です。
続いて5話…といきたいところですが、現時点で1万字近くなってしまったので、前後編に記事を分けることにしました。書き溜めしてないからいつになるか分かりませんが…
最後に、おまけの資金調達についてだけ載っけときます。
この記事では僕の理想を描くので、製作委員会方式はなしです。色々しがらみができちゃう気がするし、売れるアニメが目的ではないので。
かと言って庵野さんがスタジオカラーを立ち上げたように一から会社設立というのも現実味がない。
…というわけでクラウドファウンディングです。
参考までに、こうの史代さん原作「この世界の片隅に」アニメ映画化には、約3000人の支援者のもと、約3600万円集まりました。ので、3600万と時間と情熱があれば、2時間のアニメが作れる、というのを目安に考えてみます。実際は他の支援(というかアニメ会社の給料とか)があるので全然足りないだろうし甘い算段でしょうが、素人が考えてると思って多目に見て下さい。
1話25分と考えると、12話で300分、劇場が120分、照らし合わせると約1億2600万円が必要になります。
…うーん、やっぱり計算が甘すぎる気がするので、2億円にしておきます。それでも甘い気がしますが、正直分かりません。
さて、仮に、超絶熱心な芝村裕吏ファンが世界に5000人いると仮定しましょう。仮定ね。
2億円を5000人で割ると、4万円です。
…!!! 4万!!! たった5000人の4万円で、マージナル・オペレーションのアニメが見れてしまう!!!ふおおおおお!!!!
…とは言うものの、4万円は高額です。低給の僕にはその価値がよく分かります。
そこで、既存の毎週放送というアニメのスタイルから、月一での放送と考えてみましょう。とりあえず劇場版は置いておきます。
420分で2億円という計算なので、300分だとだいたい1億4000万円ですね。
月一放送なので、これを12で割ると、約1200万円。1話を1200万で作れるのか?という疑問は置いといて、これを5000人で割ると、2400円になります。
…は?
月額2400円で、月一でマージナル・オペレーションのアニメが見られる…?
…いやいや、やっぱり僕の見通しが甘すぎるのです。
いっそ、アニメ12話300分に2億、劇場版120分に1億かかると仮定してしまいましょう。熱心なファンも、世界に3000人です。参考とは何だったのか。
えーと、2億を12で割って、それをさらに3000人で割って…
1話あたり約1600万、月額約5300円です。
………イケる…!
だってファン3000人もかなりの過小評価ですし、面白かったら賛同者が増えてクオリティも上がってさらに賛同者が増えるシステムですしね!(妄想とはえてして楽しいものです)
そして劇場版。1億を3000人で割ると3万円です。もうね、余裕ですよこんなん。
アニメ版マージナル・オペレーション、頑張ったら見られるぞー!
…さて、お気づきの方が多いかと思いますが、これはもうクラウドファウンディングではありません。ファンクラブです。お布施と言ってもいいですし、お金の利害関係のない株と言ってもいいです。
上にクラウドファウンディングと書いたのは、一発で集まったらそりゃ理想だからです。
(堀江貴文さんも言っておられますが、漫画家とかもファンクラブ制度にしたらいいのになぁ。理想は出版社や配送や本屋を通さずネットでデータ配信ですが、違法ダウンロード問題は難しいとこです。これは余談)
ちなみに放送をネットや動画サイトに限定したのは、R15指定したかったので民放じゃ無理だなぁと思ったのと、単純にテレビ的しがらみから離れたかったからです。例えばBPOとか視聴者のクレームとか視聴率とかね。
広告にかける金がない気がしますが、そこはネットの拡散力を信じます。ネットをしない人にどう宣伝したらいいのかは課題ですが、そもそもネット配信だし、劇場はネットで見た人しか来ないでしょうし。
DVDやBDをハンターハンターのように安価で売るのもアリでしょうね。そもそもネットで無料で見れるので、逆に高画質で見たい人のために売ります。あと円盤にしたらレンタルショップにもおけますし。
映画館はミニシアター系になりますかねー。最悪東京と大阪のみ。これまた余談ですが、日本の映画館も余計なしがらみから解放されてもっと安くてお手軽な映画館ができてほしい。
…以上、マージナル・オペレーションのアニメを夢見る、いちオタクの妄想でした。
ここまで読んで下さった方、長々とお付き合いいただきありがとうございました。
後編に続く。(いつになるかは未定)